ボクシング 矢吹正道 寺地拳四朗

前回の試合でめちゃくちゃ面白い試合ながら、矢吹選手のバッティングがあったのではと物議を醸した、寺地拳四朗選手との試合。

あれからダイレクトリマッチで、WBCライトフライ級タイトルマッチが行わました。
試合は、abemaTVで生中継。

前回は、圧倒的に寺地選手が有利とされてましたが、矢吹選手のまさに矢吹丈のような鬼気迫るファイトで王座奪還。

体調不良もあったのか、いまいちキレがなかった寺地選手が今回どうなるか見ものでしたが、蓋を開けてみると、寺地選手の圧勝と言っても良かったのでは。

3ラウンドTKO。

寺地選手の右ストレートがきれいに決まって、矢吹選手がダウン。
立ち上がったものの、レフェリーストップ。

これは寺地選手の作戦勝ちですね。
もともと足を使ってアウトサイドで戦う選手なのに、1ラウンドからガンガン前に出てインファイト。
矢吹選手が戸惑ってペースを奪えないまま、というかほとんど何もできずに負けた印象。

前進を止めるためにアッパーを打ってましたが、ほとんど当たってなかったですね～。

ここまでの距離を詰めた戦いができるのであれば、これからもっと勝っていくんじゃないでしょうか、寺地選手は。

きれいさっぱりリベンジを果たした寺地選手はやっぱり強かった。
前回の試合は矢吹選手も頑張りもありましたが、負けは負け。
負けて一皮むけたすばらしいチャンピオンです。

お互いさっぱり決着が付いたので、観てる方もスッキリしたのでは。

矢吹選手は残念でしたが、寺地選手の底力が発揮された試合でした。