ロマチェンコ対ロペスのボクシングライト級世界戦。
しかもWBC、WBA、IBF、WBOの4団体統一がかかった試合。
以下ネタバレですけど、すでにいろんなニュースサイトで取り上げられてるんで、はっきり書いちゃいます。
ロマチェンコ、負けました。
しかも3-0のフルマークの判定負け。
今年最大、といっても世界戦自体少なかったんでアレですけど、、、
それにしてもアップセットですね。
番狂わせです。
確かにテオフィモ ロペスもスゴイ選手です。
前の試合の右ストレートのカウンターは鮮やかすぎて未だに覚えてます。
スピードもパンチ力もあるし、並のチャンピオンじゃありません。
ただ、相手はあのワシル・ロマチェンコ。
PFP(パウンド・フォー・パウンド)1位、2位の常連。
「現代ボクシング最高傑作」とまで言われるほどの歴史に残るチャンピオンです。
そうなると当然、ロマチェンコの勝ちだろうという予想になるわけですが、、、
僕もそうでした。
が、いざ試合を観てて(もちろん生放送で)、1,2ラウンドはいつもロマチェンコはスロースターターなんで手を出さないんですが、3,4ラウンドあたりから、なんかいつもと違うぞと。
ロマチェンコぜんぜんペース取れてなくね? と心配になってきました。
いつものありえない角度からのパンチとステップワークがあんまり出てきません。
出てきませんというかロペスに読まれてるような、、、
途中ラッシュをかける場面もありましたが、なんかロペス寄りなペースで試合が終わってしまったような感じ。
ロマチェンコの調整不足か、ロペスが予想以上にスピードがあったか、そもそもロマチェンコにライト級は厳しいのか、いろいろ理由はありますけど、ロペスがきちんと対応してました。
ロマチェンコが入ってくるところに右アッパーを、追う時にはボディストレートを、これは最終ラウンドまで徹底してやってましたね。
ジョー小泉さん、西岡利晃さん、おなじみのエキサイトマッチ解説のお二人ですが、彼らが言うほどロマチェンコ一辺倒な試合ではなかったような気がします。
11、12ラウンドでロマチェンコがインファイトで打ち合ったのも、もしかしたらポイントで負けてるんじゃないのか? って思ってたからかもしれません。
それでもロペスも逃げずに互角に打ち合ってましたからね。
流石です。
解説陣のお二人も最後おっしゃってたように、ロマチェンコの名前のせいで、ロマチェンコ寄りな見方担ってたのかも。
僕は正直12ラウンド終わった直後は、どっちが勝ってもおかしくない、という感想でした。
引き分けもあるかもね、くらいに思ってましたが、まさか3-0でロペスの完勝とは、、、
しかもジャッジの一人は、119-109のほぼフルマーク。
さすがにロマチェンコが1ラウンドしか取ってない、ということはないでしょう。
ボクシングってたまにへんな採点や判定があるんですよね、、、
村田諒太選手とアッサン・エンダムの最初の試合のときもそうでしたけど。
まぁ、そいうのも含めて、あーだこーだ言うのがファンとしては楽しんですけどね。
次のWOWOWの生中継のボクシングは、いよいよ井上尚弥選手。
井上選手にはスカッとKOで決めてほしいです!
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